JR北海道は、ラベンダーをはじめとする花々が咲き誇る富良野・美瑛エリアで集客キャンペーンを実施し、今年も2つの観光列車を運転します。
フリーきっぷが「こども特別価格」
2022年6月11日(土)〜8月28日(日)の期間、札幌駅と富良野駅を乗り換えなしで結ぶ臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」が設定されます。2021年5月にデビューした多目的特急車両「ラベンダー」編成が使用され、フリースペース「ラベンダーラウンジ」を含む全車両でWi-Fi、全座席でコンセントが利用できるので移動時間を有効に活用できます。
「フラノラベンダーエクスプレス」の運転日に合わせ、富良野線では大きな窓から雄大な景色を満喫できる「富良野・美瑛ノロッコ号」が運転されます(時刻表と運転日カレンダー、路線図は下図を参照)。沿線の見どころが近づくと速度を落として運転するのが楽しみの一つですが、今年は新たな見どころが追加され、田園風景をさらにゆっくり楽しむことができます。日本最大級のラベンダー畑として知られる「ファーム富田」まで徒歩7分の場所には、「ノロッコ号」のみ停車する臨時駅「ラベンダー畑」駅が開設されます。
なお、ノロッコ車両3両のうち1両の指定席では、今年から新たに「えきねっとチケットレス座席指定券」の取り扱いが始まります。発車直前で乗車券のみを持っている場合でも、「えきねっと」スマートフォンサイトや「えきねっとアプリ」から気軽に予約し、そのまま席に座るといった使い方ができるようになります。また、富良野線沿線の見どころポイントをスマートフォンの専用アプリを使って音声ガイドで聞ける機能や、乗客全員への「乗車証明書」のプレゼントも用意されています。
札幌からのお出かけには、往復の特急列車自由席とフリーエリア内の普通列車自由席乗り放題がセットになった「ふらの・びえいフリーきっぷ」がおトクです。このきっぷで「ノロッコ号」の自由席にも乗車することができます。通常のおねだんは大人7,400円・小児3,700円ですが、今年は子どもと一緒のお出かけを気軽に楽しめるよう、4〜6月・9〜10月の期間限定で小児用きっぷが「こども特別価格」として1,000円で発売されます。
小児用「ふらの・びえいフリーきっぷ」は特別価格のものも含めて提示による特典があり、富良野駅の窓口ではオリジナルグッズのプレゼントが受けられるほか、富良野・美瑛エリアで運行される観光周遊バスでも割引やプレゼントが用意されています。